古き京都の建物 「町家」

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ここで紹介する建物は、現在では貴重なほど数の少なくなった京都独特の建て方を今に伝える建物です。下の写真の家の場合、外見は普通の家が二件並んでいる程度にしか見えませんが、実は奥行きが広く長い(うなぎの寝床)建て方になっています。こちらのお宅で約300坪ほど敷地があります。

この建物内の拝観は出来ません。

町家の伝統
むしこ窓 しのび返し 犬やらい
むしこ窓 しのび返し ばったり
床几
べんがら
格子
犬やらい
むしこ窓 虫かごに似た作りから「虫籠窓むしこまど」と呼ばれています。
しのび返し 「忍者or泥棒」を防ぐ為の道具として名づけられました。 
ばったり床几 表玄関横にある折りたたみの机。
べんがら格子 千本格子を紅色に塗っているところから、紅柄格子(べにがら)と呼ばれている。「紅柄格子orベンガラ格子」
格子窓 格子窓は上の千本格子や糸屋格子・酒屋格子等と色々な形状と呼び名があります。
犬やらい 泥や汚れを防ぐために「矢来やらい=竹や丸太で組んだ物」を配置した。

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町家の伝統U
走り庭 鍾馗様 路地 店の間 駒寄せ 内井戸
走り庭 走り庭は現代の厨房です。2F部分は吹き抜けでその部分を火袋と呼んでいます。
天井部分の屋根裏には小さな小窓が有ります。そこから光を取り入れる工夫も有ります。
鍾馗様 この鍾馗様しょうきさまは、邪悪な物を祓う意味が有り、家の魔除けや厄払いの目的で配置されています。
現在配置している家は数少なく成りました。
路地 京都市内は碁盤の目のように成っています。一マスの四方に面して家が建っていますが、マスの中央部に家を作っても出入り口が在りません。
そこで長い路地を作り、出入り口の通路に使いました。
店の間 この部屋は、現代の応接間or接客室と同じで、中央の仕切りの中に商売の中心的人物が座って接客or商談した場所です。

駒寄せ 私有地を表す境界を意味します。立ち入りを防ぐ為に配置された物で、駒寄せこまよせと言います。犬矢来も同じ意味合いを持ちます。
これら以外に「つばどめ」と言う物も在ります。
内井戸 内井戸は現代の水道です。
内井戸を配置出来る家は、裕福な家!で一般庶民が住む町家は、外に共同の井戸が有りました。「外井戸」


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うなぎの寝床
表間口は狭く、昔はほとんどが三間(5.4m)以内でしたが、これは江戸時代の中頃、家の横幅三間ごとに間口税と言う税金を取られた事から間口を狭くして奥行きを深くする方法で、「税金逃れ」を考えついたそうです。この様な作りの家をうなぎの寝床と云います。

格子窓
千本格子には、先にも出て来た紅柄格子(べにがらごうし)orベンガラ格子(同じ物)のように色々な呼び名が存在します。「ベンガラはオランダ語で、オランダ人が日本へ持ち込みました。」
 格子の形に特徴が有り、その特徴を呼び名に混ぜて使用しています。京都の町屋の中で比較的多く使用されたのが「出格子(でごうし)」と言う形の物で現在でも町を歩くと簡単に見つける事が出来ます。出格子は千本格子が外へ突き出た形の物を言い、現在の出窓と形式は同じです。
 紅柄格子の紅色の素材は酸化第二鉄で、ベンガラの呼び名は、インドのBengalで産したところから名前が付きました。雨や風で木材が腐るのを防ぐ為に塗っていましたが、おからでみがくと、だんだん色が黒くなって、家らしく落ち着きが出てきます。現在はその様な手入れをしている家は少なくなりました。
 この格子づくりは、蒸し暑い京都の夏を、風通しをよくして少しでも過ごしやすくする為の工夫ですが、外から家の中は見え難く、逆に家の中から外はよく見える所に、京都の町家がその工夫を取り入れた特徴があります。
紅がらorべんがら格子 格子窓のページ 出格子

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